【予備知識】外国に行くために必要なもの(一般的に)
こんにちは。申請取次行政書士の王子です。
前回のお話の中で、日本に来るには在留資格が必要というのが分かりました。
ではどのようにして在留資格をゲットすればよいのか?という話の前にもう一つご説明しなければならないことがありますので、今回はその説明となります。
前回に引き続き、
「外国人がどのような手続きで日本に来て暮らしているのか」
ということを体系的に理解したいという方以外は飛ばしていただいても結構です。
外国に行くために必要なもの
日本に限らず、ある国の人が外国に行くときに必要なものとして、大体コレは必要と決まったものはないのでしょうか?
実はあるんです。
それはパスポートと査証(ビザ)です。
パスポートは各国がその国民に発行する身分証明書です。
査証(ビザ)は行きたい国において入国を管理する機関が発行する【あなたなら入国しても良いですよー】という意味合いの事前審査が行われたことを表す証票です。
各国の入国管理制度はそれぞれ自由であると前回の記事で説明しましたが、↑の2つについてはほとんどの国が採用しているので、「パスポートと査証を用意すれば外国に行ける」と考えてもらって結構だと思います。(あとは飛行機のチケット…)
(査証については不要な場合があるのですが、それは違う記事で説明します。)
ではそれぞれの取得方法を見てみましょう。
パスポートの取得方法
国によって発行する機関が異なるので、ここでは日本の場合について解説します。
(外国については各自でお調べくださいm( )m)
日本のパスポートは、本人からの申請に基づいて外務省が発行します。
とはいうものの、本当に外務省の省庁に行くのではなく、申請者本人が住民登録している都道府県のパスポート窓口に行き、必要書類などを提出すると、約1週間程度でパスポートが交付されます。
手数料は有効期限によって変わりますがだいたい2万円あれば足ります。
青が男性用。赤が女性用です。
青が有効期限5年。赤が有効期限10年です。
ちなみに名古屋の方はこちらに問い合わせください↓
愛知県 県民生活部 県民生活課【愛知県旅券センター】
〒450-6015 名古屋市中村区名駅1丁目1-4 JRセントラルタワーズ15階
電話:052-563-0236
タワーズにあるのは便利ですね←
査証の取得方法
査証は自分の出身国または居住国にある、相手国の大使館・総領事館に申請して取得します。例えば、フィリピンの方が日本に観光で来たいとするなら、フィリピンにある日本大使館に申請をして事前の審査を受けて発給を受けることになります。
審査期間は申請内容によってまちまちで1週間で発給される事もあれば1ヶ月以上かかる場合もあります。
さて無事にパスポートと査証を手に入れられれば、ついにお目当ての外国へ出発です。
基本的には、この手続きで海外に行くことが可能になります。
でも、あれ??
日本に来るには在留資格が必要じゃなかったん??
そうなんです。
まだパスポートと査証しか手に入れてないですよね?
では在留資格はどのようにして得るのか、
そのことについては次回の記事で解説します。
まとめ
◯海外に行くには兎にも角にもパスポートと査証!
◯日本の場合、パスポートはパスポート(旅券)センターで発給!
◯査証は自分の国にある相手国大使館に申請して取得する!
あとは飛行機のチケットを持って目的地へ出発!
以上